KKR札幌医療センター・斗南病院(北海道札幌市中央区にある総合病院)
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KKR札幌医療センター 斗南病院
住所 札幌市中央区北1条西6丁目
TEL 011-231-2121
E-mail tonanhsp@tonan.gr.jp
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鼠径ヘルニアについて

斗南病院外科は、患者さんにも体に優しく、侵襲の少ない内視鏡外科手術をさまざまな疾患に対して安全に行なっています。
腹腔鏡下に行う鼠径ヘルニア手術をご紹介します。

鼠径ヘルニアとは?

鼠径(大腿)ヘルニアは、鼠径部(足の付け根)の組織の弱くなった部分から腹膜の一部が皮下に脱出してしまう疾患であり、一般に脱腸とも呼ばれています。腸や大網、女性であれば卵巣などが脱出し、痛みや腹痛を伴うこともあります。

症状は?

立位時や腹圧をかけた場合(排便時や咳をした時)に鼠径部が腫脹し、横になったら戻ると訴える場合が多いです。腫張の大きさは小指頭大からソフトボール大以上までさまざまで,陰嚢まで膨らみが到達する場合もあります。脱出したまま横になっても戻らない状態(はまってしまった状態)を嵌頓(かんとん)と呼びます。嵌頓した場合、はまり込んだ臓器が壊死して緊急手術を要することになる場合もあり、そうなる前にヘルニアを修復する手術が必要となるわけです。
好発部位

治療は?

現在,鼠径ヘルニアに対する手術は、ポリプロピレン製またはポリエステル製のメッシュを埋め込んで、組織の弱くなった部分を補強する場合がほとんどです。痛みが少なく、現段階では最も再発の少ない方法と言われています。このヘルニア修復手術には,鼠径部の皮膚を切開して行う従来手術と,臍部の小さなキズから腹腔鏡を入れて行う腹腔鏡下手術があります。

従来手術とは?

一般に広く行われている方法です。ヘルニアの存在する側の鼠径部を4〜5cm切開して,ヘルニアの存在する部位にメッシュをあててきます。前方アプローチと呼ぶ場合もあります。当院では腹腔鏡下手術の適応にならない一部の患者さんにこの方法を用いています。

腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術とは?

当院では主にこの方法を用いています。
臍から小さな穴を開けて,お腹の中に送気して膨らませます。次に臍の穴から内視鏡(腹腔鏡)を挿入して,ヘルニアの部位にメッシュをあてて来る方法です。キズは臍と細い鉗子を入れる小孔を2か所の計3か所で行いますが,将来的にはほとんど目立たなくなります。最近では臍のキズ1か所のみで行うことが可能な場合もあります。従来手術に比べて,よりキズが小さく,術後の痛みや違和感が少なくなるため,一層早い時期での退院,社会復帰が可能となっています。
また,両側にヘルニアが存在する場合,左右の鼠径部をそれぞれ切開することなく,片側の時と同じ3か所の小さな穴のみで手術が可能です。
術後の創
入院期間は2泊3日を基本とし、場合によっては1泊2日での退院も可能です。 退院後,通常の日常生活にはとくに制限はありません。

ヘルニアは放っておいて治ることはなく、徐々に大きくなる傾向を示すことが多いため、心当たりがある方は、一度診察を受けることをお勧めします。

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