血液内科

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所在地
〒060-0004 北海道札幌市中央区北4条西7丁目3-8
アクセス
札幌駅から徒歩5分  地下鉄大通駅から徒歩10分

血液内科

自家末梢血幹 細胞移植(PBSCT)併用超大量化学療法

血液内科

当科は血液悪性腫瘍の加療を中心とし、その他各種の血球異常や凝固異常などを含めた血液内科全般の加療を、血液専門医および総合内科専門医の資格をもつ3名の医師で診療にあたっていま す。また北日本血液研究会に参加し各種研究活動にも取り組んでいます。

主な対象疾患

・血液悪性腫瘍
悪性リンパ腫…リンパ球という免疫を担当する細胞の腫瘍。リンパ節が腫れることが多いがリンパ節以外にも生じる。
多発性骨髄腫…形質細胞という抗体を産生する細胞の腫瘍。骨の破壊や貧血・腎臓の機能障害を起こす。
急性/慢性白血病…血液細胞の腫瘍が骨髄(骨の内部)や血液に出現する疾患。急性では正常の血液が減少し、 感染や出血を起こす。慢性のものは当初は無症状であることも多いが放置すると急性のものと同様になることもある。
骨髄異形成症候群…血液の産生に異常を生じる疾患。正常の血液が減少したり白血病に移行したりする。
その他

・各種血球減少症
特発性血小板減少性紫斑病…免疫の異常から出血を止める血小板という細胞が減少する疾患。
再生不良性貧血…血液の細胞の産生が一律に低下する疾患
溶血性貧血…酸素を体中に運ぶ赤血球が体内で破壊される疾患。
その他

・凝固異常
血友病…血液の凝固に必要なタンパクが減少し、関節内等に出血をおこす疾患。
播種性血管内凝固症候群…なんらかの病気を背景に血液の凝固に異常をきたす疾患。
その他

主な診療内容

1 化学療法について
当科の入院患者はほとんどが化学療法を要する血液悪性腫瘍患者です。
血液領域においても化学療法の進歩は著しく、特に21世紀に入ってからは腫瘍細胞に選択性の高い分子標的薬が各疾患に対して使用可能となりました。一方、従来型の抗腫瘍薬の重要性も低下したわけではありません。当科においても新規治療薬・従来薬双方も用いた最適な治療を提供できるよう心掛けております。

2 造血幹細胞移植について
血液悪性腫瘍や再生不良性貧血などの患者では、時に血液の元になる細胞(=造血幹細胞)の移植療法が必要となります。当科においては骨髄腫やリンパ腫に対し自分の血液の元の細胞を移植する自家造血幹細胞移植を行っております。

3 免疫抑制療法について
再生不良性貧血や自己免疫性溶血性貧血・特発性血小板減少性紫斑病などの自己免疫異常が関与している疾患では、ステロイド薬やシクロスポリン等を使用した免疫抑制療法を行います。

4 治験について
当科は北海道大学病院血液内科と連携を行っており、疾患によっては治験(まだ一般には認可されていない治療)の登録が可能な場合があります。

診療実績

入院患者数(2015年) 括弧内は1人が複数回入院場合を1回として計算した場合

急性骨髄性白血病       17( 9)
急性骨髄性白血病       17( 9)
急性リンパ性白血病      2( 1)
慢性骨髄単球性白血病     2( 1)
慢性リンパ性白血病      1( 1)
前リンパ球性白血病      1( 1)
非ホジキンリンパ腫     103(50)
ホジキンリンパ腫       2( 1)
多発性骨髄腫         13(11)
原発性マクログロブリン血症  4( 2)
本態性M蛋白血症        2( 2)
骨髄異形成症候群       9( 7)
多血症            3( 3)
本態性血小板血症        2( 2)
原発性骨髄線維症       1( 1)
再生不良性貧血        1( 1)
赤芽球癆           1( 1)
特発性血小板減少性紫斑病   13( 8)
自己免疫性溶血性貧血     4( 4)
鉄欠乏性貧血         1( 1)
IgG4関連疾患         1( 1)
無顆粒球症          1( 1)
血液疾患その他        7( 6)
非血液疾患          5( 5)

担当医

科長 長谷山美仁(平成6年北海道大学卒)
専門分野 血液内科学
ひとこと 「血液内科領域を幅広く扱っています」
資格 総合内科専門医、血液専門医

医長 熊野弘毅(平成10年富山医薬大卒)
専門分野 血液内科(悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、白血病など)
ひとこと 「患者さんにやさしい医療を心がけます」
資格 総合内科専門医、血液専門医

医長 武田 紫(平成13年弘前大卒)
専門分野 血液疾患全般
ひとこと 「血液疾患の診断・治療をわかりやすく説明とともにすすめることがモットーです」
資格 総合内科専門医、血液専門医、輸血・細胞療法学会認定医

血液内科

ここでは当科で積極的に行っている自家末梢血幹細胞移植併用超大量化学療法について非常に簡単にまとめてみます。

PBSCTとは?

抗癌剤を大量に使用すれば、治療効果は増大しますが、その分、副作用も増大します。
抗癌剤による副作用には種々のものがありますが、その中の大きなものとして治療後の血球減少があげられます。
血液細胞の中の白血球が減少すると感染がおきやすくなります。

PBSCTとはそれを回避するために、超大量化学療法前に患者さん自身の流血中の造血幹細胞(血液の元となる細胞)を採取・冷凍凍結しておき、超大量化学療法後に解凍・患者さんへの輸注を行う方法です。移植により、白血球は10日程度で上昇するため、感染の危険性が少なくなります。
なお、「移植」という言葉を使いますが、実際には解凍した細胞液を注射と同じように血管からいれるだけで、手術をするわけではありません。

何のためにPBSCTをするのか?

上述した通り、移植により白血球の減少期間が短縮できるため、抗癌薬が大量に使用できるようになります。
そのため、例えば、悪性リンパ腫などでは飛躍的な再発率の減少が認められるようになるからです。

どのような悪性腫瘍でも効果があるのか?

残念ながらそうではありません。悪性腫瘍のなかには抗癌薬が効きやすいものと効きづらいものがあり、PBSCTの適応になるのは抗癌薬が効きやすい腫瘍のみです。
血液悪性疾患さんにはPBSCTの適応となる疾患(悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、急性骨髄性白血病の一部等)が多いのですが、一部の固形腫瘍でも適応となるものがあります。

PBSCTを行うのに制限はあるのか?

超大量化学療法には血球減少以外にもさまざまな副作用があるため、当科においては65歳以下で、かつ、重篤な臓器障害がない症例に限っています。 血液悪性疾患にはPBSCTの適応となる疾患(悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、急性骨髄性白血病の一部等)が多いのですが、一部の固形腫瘍でも適応となるものがあります。

兄弟からの移植や骨髄バンクを介しての移植とは違うのか?

この治療は自家移植(自分自身の細胞の移植)であるため、同種移植(兄弟からや骨髄バンクを介した移植)と比べ、移植片対腫瘍効果(移植細胞が腫瘍細胞を攻撃する効果)を認めず、治療効果は劣りますが、逆に移植片対宿主病(移植細胞が患者さんを攻撃する病態)のような重篤な副作用を認めないため、65歳程度までの患者さんであれば比較的安全に治療することが可能です。
移植が必要か、必要ならば自家移植がよいのか、同種移植が必要かについては疾患やその病期によって異なります。当科では自家移植までは可能ですが、同種移植については設備の問題および担当医師が1名しかいないことから行っておらず、同種移植が必要な症例については関連施設を紹介しております。

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